昨年4月から施行された新しい特許異議申立制度。
統計では、最初の6ヵ月経過月である9月こそ少なかったものの、
その後、毎月約100件ほどの異議申立がなされています(8月が異常に多いですが・・・)。

 

    2015

2016     

 月

9

10

11

12

1

2

3

4

5

6

7

8

異議

36

100

110

127

87

111

97

118

121

93

77

164

無効

18

14

19

12

10

17

10

11

17

12

14

15

同時期の特許無効審判を比べてみると、
毎月10数件ほどですので、異議申立はその10倍近くになります。

異議申立制度がなかった時期は、無効審判が毎月約20件強、提起されていました。
それが2/3~半分程度にまで少なくなっています。

異議申立を使える場合には、無効審判よりも異議申立に頼ろうとし、
また、何人もできる気軽さから、異議申立が多くなっているものと思います。

ただ、何人もできることから、いわゆるダミーによる異議申立も多いと思います。

昔の異議申立は口頭審理もあり得たため、
特許庁から呼び出されることもありました(ダミーとわかっていても呼び出す審判官もいました)が、
新しい異議申立は書面審理ですので、そのようなことはありません。

でも、異議番号の連絡等の一方通行の連絡で済む場合は郵便物が届けばよいのですが、
異議申立書に不備があった場合には双方向の連絡が必要になりますので、
申立人と連絡をとりたい事態が生じる場合があります。

そのような場合に、すぐに対処できるように、
特許庁でも、連絡のための電話番号を明記することを要望するなど、注意を呼びかけています。